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心に秘めた想いを自由に綴る場所です・・星空の下で
星空の散歩~君への想い
太陽と月
2007-07-16-Mon  CATEGORY: あの日
空っぽの心のままで
俺はネットの世界を彷徨って
君にたどり着いた

画面の向こうの君は
ただ微笑みかける
その笑顔はまるで
冷たい月のようだった

誰に媚びるでもなく
誘うでもなく
何の見返りも望まない
そんな不思議な君の笑顔に惹かれた

その時から
君の笑顔に逢うために
俺は一生懸命になった
仕事が終わると
君のことばかり考える日々が続いた

いつの間にか
君は
俺の生活の中に欠かすことの出来ない人になった

空っぽだった心が
君で満たされるようになっていった

ただそれだけで
俺は幸せだった

そう・・あの日までは

突然君が
俺の世界から消えてしまったあの日までは

俺の気持ちは
俺の心の中だけにしまっておこうと思っていたのに・・
君がいなくなったあの時に
その決心は揺らいだ
君がいない時間は
果てしなく続いていくようだった
俺はまた
空っぽになってしまう・・そう思った

あの頃から
君は苦しんでいたんだね
君も
俺への想いを
ずっと抱えていたんだね
俺に告げてはいけないと思っていたんだね

再び
君が姿を現した時
俺の想いは
爆発しそうだったんだ
もう
どこへも行かせない・・本気でそう思っていた

そしてその頃から
心なしか君の笑顔が
キラキラ輝いて見えるようになった
そう・・
あの時から
月が太陽になったのかも知れない

君は俺に逢うと無防備に笑った
素顔のままの君が愛しかった
太陽のような温かい笑顔に包まれると
俺はいつも幸せだった

そんなある日
俺は
君からの告白を聞いた

「ずっと好きでした・・・ごめんなさい・・愛してます」

そう言いながら
君は泣いていたね

俺も封印しようとしていた想いを
君に告げた

「俺も好きだよ・・どんな事情があっても君が好きだ」

俺の心の封印は
解けてしまった
もう隠すことなど何もなくなった

それからの俺たちは
心を重ね合わせるようになっていったね
君には一緒に住んでいる人がいたのに・・
愛し合ってしまった

恥ずかしい想いかも知れないけど
俺は本気で
君を照らす太陽になりたいと思った

そして
あの頃の君も
俺にとってのただ一つの太陽だった


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